履歴書の学歴や職歴欄

④履歴書の学歴や職歴欄の書き方

まず一行目の中央に「学 歴」と記入しますが、「学」と「歴」の間を1~2文字分開けて中学校卒業から書いていきます。これは職歴の場合も同じです。そして学校名は必ず正式名称で書き、省略してはいけません。

例えば神奈川県の横浜第一中学校卒業の場合は「神奈川県横浜市立第一中学校卒業」と書きます。また高校以上は入学と卒業の両方を記入、在籍していた学部・学科名に至るまで明確に書くようにしましょう。さらに大学卒業の場合は「卒業論文」や「研究テーマ」なども併記することにより「こういったテーマを突き詰めたのか、なかなか頑張ったんだなぁ」というように採用側に印象付けすることもできるはずです。

学歴・一例

           学  歴

昭和58年 3 神奈川県横浜市立第一中学校 卒業
昭和58年 4 神奈川県立横浜柏葉高等学校 入学
昭和61年 3 神奈川県立横浜柏葉高等学校  卒業
昭和61年 4 神奈川大学文学部国文学科  入学
平成 2年 3 神奈川大学文学部国文学科  卒業
         卒業論文「近代日本文学から俯瞰する政治力学の変遷」

  上の例を見ていただければ分かりますが同じ学校名を書く場合でも、「〃」や「同上卒業」といったように略した書き方は読む者に不誠実さを与えますのでやめましょう。学校名と「入学」、「卒業」は少し離して書いた方が見やすく美しい書き上がりになります。

また専門学校は学歴の対象となりますが、英会話などの専修学校の場合は学歴とは見なされませんので気をつけてください。さらに留学した経験がある場合は、その期間が半年を超える場合のみが留学経験として履歴書に記入することができます。専修学校や半年未満の短期留学経験は、「自己紹介」欄などを使ってその経験を紹介するようにして下さい。

職歴

通常、学歴の記述した後に一行あけて次の行の中央に「職 歴」と書くようにします。ただしスペースに余裕がない場合、空けなくてもいいです。会社名の場合も略さずに正式名称で書きましょう。
職歴にアルバイトやパートを含めるか否かは、意見の分かれるところです。基本的には正規の雇用契約を結んだ正社員や契約社員、あるいは派遣社員以外は職歴に値しないとも判断されています。しかしアルバイトやパートの場合でも、応募企業に役立つ実務経験を積んだ場合は時期の長短に関係なくアピールした方が選考で有利になると思われます。こちらはそれぞれの状況に応じて、柔軟な発想で履歴書を作成するように心掛けてください。

職歴・一例

                 職 歴
平成2年 4 株式会社雪国新報社 入社
       (神奈川県を代表する新聞社・従業員数1,200名)
      ・新人研修後、函館支社報道部に配属
      ・最初に警察回りで事件・事故の報道を担当、その後遊軍記者として         
        函館エリアの広域的な取材報道に携わる 
平成7年 9 ・北見支社報道部に異動
       ・北見市役所記者会担当として市政の情勢を取材・報道  
平成11年 9 旭川支社留萌支局長に昇格、異動
       ・留萌エリアの報道責任者として部下の指導、教育を行う
平成13年 1 一身上の都合により退社
平成13年 2 メディア雪ん子株式会社 入社
        (神奈川県を代表する政治経済情報誌発行・従業員数150名)
       ・流通経済、道政などトピックスを取材報道
平成18年 2 現在に至る

                 賞 罰 
         なし
以上

 職歴の場合は単に入社(退社)した会社を羅列するのではなく、会社の事業内容と規模などを書き添えると読む者に親切な印象を与えることができます。また年代順に、配属部署や担当業務、役職も併記するようにしましょう。なるべく簡潔で分かりやすい表現を心がけることが重要です。例えば「一身上の理由で退社」とする場合は「自己都合で退職」したという表現です。会社の倒産、リストラなどでやめざるを得なかった場合は「会社都合により退社」と記入し、やむをえない退職だったということを強調することが大切です。


賞罰~賞

ここでいう「賞」とはスポーツ分野や文化活動などで受けた栄誉ある表彰のことを指します。基本的にスポーツ分野では国際レベルの受賞であるか否か、文化活動なら公に認められたレベルが対象となります。ただし、特に履歴書を書く上で定められた基準があるわけではないので、公的に認知度の高い受賞であればどんどんこの欄へ記入した方がいいです。

この罰とは犯罪歴のことを指します。もし犯罪歴がある場合は、この欄に記入しないと「経歴詐称」に該当してしまいますので注意してください。特に金融系や上場企業などは「罰」に神経過敏な傾向があります。ですからそれらの企業などに応募する場合は、特に「罰なし」ということを、明確に記入することが大切です。

大抵の人は賞罰と中央に書いて左下に「なし」と書けばこと済むと思いますが、賞にせよ罰にせよ該当する事柄がある人は事実を書く必要があります。

退職理由

中途採用において「退職理由」は選考上の重要なポイントとなります。ここは是非とも「退職理由」の書くスペースのある転職者用の履歴書を使用するよう配慮した方がいいです。

退職理由は人によって千差万別あると思いますが、絶対に書いていけないのが前の会社に対する不平不満や愚痴です。どこの企業でも大概、人間関係のトラブルやこれから改善していかねばならない労働条件などは山積しています。また「仕事の内容に満足できなかった」と書いたところで「この人は与えられた仕事を忠実にこなす資質がそもそもないのではないか?」と不必要な詮索をされてしまうとマイナス評価になってしまうので中尉が必要です。

退職理由・一例

【良好な例】

前職では2年間にわたり与えられた業務を忠実にこなし、会社の発展に寄与すべく努力してまいりました。それを基にもっと幅広く仕事に携わりたいと専修学校にも通いスキルを磨き、今日に至りました。グローバルな企業展開をされている貴社の業務を通し、自己実現を図り末永く勤務していきたく願っております。

【悪い典型】

前職では社内の人間関係が複雑で、仕事に集中する環境が整備されていませんでした。業務も単調で専修学校で習得したスキルを活かせず、このままではいけないと思い新天地を求め希望退職致しました。


ここまでは自己都合による退職理由を述べてきましたが、バブル崩壊後の「失われた10年」以降、企業の倒産や合併、リストラなどで職を失った人は数知れないほどいらっしゃいます。もし会社都合で退職を余儀なくされた場合は「会社都合により退社」、「会社倒産により退社」と正直に書いた方が良いと思われます。これは自己都合で転職を重ねている人よりも、企業への忠誠心が高いものとして評価の対象となるからです。

またリストラされた場合は、絶対に「業績不振のため退職を奨励され」とは書いてはいけません。このような場合は「業績不振による希望退職」とした方が、相手に与える印象も大きく変わってきます。


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